2015年4月29日

ぬいぐるみハンター「すべての犬は天国へ行く」

ぬいぐるみハンター http://www.nuigurumihunter.com/

「すべての犬は天国へ行く」
2015/04/29(水) ~ 2015/05/10(日) 18st.

【脚本】
ケラリーノ・サンドロヴィッチ

【演出】
池亀三太(ぬいぐるみハンター)

【出演】
エルザ・・・・・・ザンヨウコ
エバ・・・・・・・月野木歩美(サモ・アリナンズ)
エリセンダ・・・・たなか沙織
カミーラ・・・・・工藤さや(カムヰヤッセン)
クレメンタイン・・今城文恵(浮世企画)
デボア・・・・・・志賀聖子
メリィ・・・・・・松本みゆき
グルーバッハ夫人・袋小路林檎
クローディア・・・鳴海由莉(ブルドッキングヘッドロック)
チンピラB ・・・・矢頭睦(ロリータ男爵)
リトルチビ・・・・中西柚貴(悪い芝居)
マリネ・・・・・・宍泥美
ガス・・・・・・・青山祥子
キキ・・・・・・・岸茉莉
カトリーヌ・・・・小川夏鈴(東京ジャンクZ)
ステファーニア・・飯塚美花
娼婦/少女・・・・やないさき(白米少女)
チンピラA ・・・・西村由花

【日時】
4月29日(水)19:00
4月30日(木)19:00
5月1日(金)19:00
5月2日(土)13:00/18:00
5月3日(日)13:00/18:00
5月4日(月)13:00
5月5日(火)13:00/18:00
5月6日(水)13:00/18:00
5月7日(木)19:00
5月8日(金)13:00/19:00
5月9日(土)13:00/18:00
5月10日(日)13:00

【チケット】
一般 前売 3300円/当日3500円
学生 前売 2300円/当日2500円
高校生以下 前売当日共に 1000円

【こりっち】
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=63310

【感想などまとめ】
http://togetter.com/li/814762

【スタッフ】
舞台監督:小川陽子(空間企画)
舞台美術:伊藤健太
照明プラン:山内祐太
照明操作:伊藤将士(キレイゴト。)
音響:中村光彩
演出助手:楡井華津稀 大原優 平野賢佑 市川彩 橙田かすみ
宣伝美術:安藤理樹
制作:田村浩子
企画協力:嶌津信勝(krei inc.)
企画・製作:ぬいぐるみハンター

2015年4月27日

劇団じゅんこちゃん 「ファンタスティック☆ファウスト」

劇団じゅんこちゃん http://junkochan.chu.jp

「ファンタスティック☆ファウスト」
2015/04/22(水) ~ 2015/04/26(日) 8st.

【脚本・演出】
豊永純子

【出演】
永田正行
沖田浩一(剣舞)
川田小百合
嘉野アイラ
福屋しし丸(フクヤクラス
東象太朗
中村貴恵
服部健一

【日時】
4月22日(水)20:00
4月23日(木)20:00
4月24日(金)14:00/20:00
4月25日(土)14:00/19:00
4月26日(日)12:00/15:30

【チケット】
一般前売り3,000円/当日3,200円
学生2,000円
高校生(前売りのみ)1,000円

【こりっち】
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=62756
【感想などまとめ】
http://togetter.com/li/812441

【スタッフ】 
照明:青山崇文
音響:平井隆史
舞台美術:金座
衣装:本田直美(劇団じゅんこちゃん)
衣装補佐:いとうかをす
舞台監督:宮田公一、水澤桃花
演出助手:福田英城
WEBデザイン:森未央子
フライヤーデザイン:川越健太
劇団ロゴデザイン:安田葉
当日制作:三村里奈(MRco.)
協力:(株)ネリム、スタジオネリム、深寅芥、(社)鴇田くに奨学基金ビヨンドXプロジェクト早川学校
企画:劇団じゅんこちゃん

2015年4月20日

劇団だるめしあん「あの子の飴玉」/劇団きらら「ぼくの、おばさん」

劇団だるめしあん http://darumesian.cranky.jp
劇団きらら http://www.gkirara.com

劇団だるめしあん「あの子の飴玉」/劇団きらら「ぼくの、おばさん」
2015/04/15(水) ~ 2015/04/19(日) 12st.

【脚本・演出】
だるめしあん 坂本鈴
きらら 池田美樹

【出演】
劇団だるめしあん「あの子の飴玉」
(配役)
斎藤ゆかり…清水泰子
斎藤舞…中谷弥生
斎藤実里子…中野あき(中野笑店
水野百合…河南由良(劇団だるめしあん)
篠崎あずさ…直江里美(時間堂
高村ひかる…加藤ひろたか
村野聡…村山新(しみみず
石川めぐみ…池田久美(しみみず
安西祐太…星野良明(留級座
園田正人…バブルムラマツ(劇団鋼鉄村松
枝野博文…源
桜田敏明…朴贊革(ネコ脱出
月島透…中村健

劇団きらら「ぼくの、おばさん」
(配役)
千代子…宗真樹子
八重子…オニムラルミ
井手…手島曜(14+
急一…磯田渉(不思議少年
よしえ…池田美樹

4月15日(水) 19:30~●だる
4月16日(木) 19:30~●だる
4月17日(金) 14:30~●だる / 17:00~◎きら / 19:30~●だる
4月18日(土) 12:00~◎きら / 14:30~●だる / 17:00~◎きら / 19:30~●だる
4月19日(日) 12:00~●だる / 14:30~◎きら / 17:00~●だる

一般…前売 2,800円/当日 3,000円
高校生以下…1,000円
だるきらチケット…4,000円(だるめしあん、きらら、両方の公演を観ることのできるチケット)
リピーター割引…1,500円(本公演の半券持参で割引)

劇団だるめしあん
照明 佐野まゆみ (株式会社MOON LIGHT)
音響 緑川和寛

劇団きらら
演出補 北村 茜(with a clink)
装置 山下昌文(ACN) 
音響 寺師 裕
照明プラン 坂本龍彦
照明オペレーター 佐野まゆみ
衣装 池田美樹
宣伝写真 marroo 
タイトルロゴ ぽとぼ
制作 古殿万利子

企画・制作 劇団だるめしあん
舞台監督 TAKE4(創造集団池小)
宣伝美術 安藤理樹
チラシイラスト 矢野ミチル

2015年4月13日

Dr.MaDBOY「我々のある風景」

Dr.MaDBOY http://ameblo.jp/drmadboy/

「我々のある風景
2015/4/9(木) ~ 2015/4/12(日) 5st.

【脚本・演出】
守利郁弥(Dr.MaDBOY)

【出演】
加藤巧巳(オレの劇団)
木村文香
小山俊樹
田崎 葵
坪井一季
仲道泰貴
三浦真樹
和田千裕(Dr.MaDBOY)

【日時】

9日(木) 19:00
10日(金) 19:00
11日(土) 14:00/19:30
12日(日) 13:00/17:00

【チケット】
当日券   2300円
前売り   2000円
高校生以下 1000円(要学生証)


【こりっち】

【感想などまとめ】

【スタッフ】 
照  明 飯塚うなぎ(妖精大図鑑)
音  響 鈴木はじめ
舞台監督 大石晟雄(劇団晴天)
制  作 田中愛美
当日制作 鈴木もも

2015年4月6日

劇団肋骨蜜柑同好会「アダムの肋骨」

肋骨蜜柑同好会 http://rokkotsumikan.web.fc2.com/

「アダムの肋骨」
2015/4/1(水) ~ 2015/4/5(日) 7st.

【脚本・演出】
フジタタイセイ

【出演】
シンちゃん:横手慎太郎 (シンクロ少女)
ゴトウ:窪寺奈々瀬
イタドリ:苺田みるく先生 (らぶ・まん)
トミヤマ:北岡ゆた (キレイゴト。)
タツカワ:遠藤ちえ
ミムラ:るんげ (肉汁サイドストーリー)
ババ:木村みちる (遠吠え)
ヨウダ:千草 (劇団きのこ牛乳)
サワタリ:田中渚
カイチ:森かなみ
イヌイ:嶋谷佳恵 (劇団ORIGINAL COLOR)
イノマタ:星亜沙美
コニシ:小島望

古井戸:フジタタイセイ (劇団肋骨蜜柑同好会)

【日時】
1日(水) 19:30
2日(木) 15:00/19:30
3日(金) 19:30
4日(土) 15:00/19:30
5日(日) 15:00

【チケット】
予約…2700円
当日…3000円
開幕割…2200円(1日19:30〜、2日15:00〜の回のみ)
学割…2000円
中高生…500円

★★イスカリオテ割(要予約、3月29日(日)まで)★★
13人で同時にご来場の場合、13人目の方に銀貨30枚(3,000円)を終演後キャッシュバックいたします!

★★缶バッチキャッシュバック★★
劇団肋骨蜜柑同好会のロゴ入りオリジナル缶バッチ(各公演のアンケート協力で1個プレゼント、または1個200円で販売)を入場時受付にてご提示いただければ、その場で100円キャッシュバック!お一人様につき1回までご利用いただけます。

★★早期予約特典(3月8日(日)まで)★★
3/8(日)23:59までにご予約頂いた方全員に、当日受付にて以下の特典をプレゼントいたします。
①劇団肋骨蜜柑同好会オリジナル すごいかたたたき券
昨年6月の佐藤佐吉演劇祭でクーポンとして配布され、好評を博したあの「かたたたき券」がパワーアップして帰ってきた!!
終演後、お好みの役者1名を指名し劇場内にて肩をたたいてもらえるチケットです。
②フジタタイセイ作・短編戯曲『「R」』上演台本
本公演の作演出でもある主宰のフジタタイセイが、昨年10月の劇団きのこ牛乳さんの公演のために書き下ろした短編『「R」』の上演台本です。

【こりっち】

【感想などまとめ】

【スタッフ】 
舞台監督:藤岡文吾
照明効果:少年(劇団肋骨蜜柑同好会)
照明操作:伊藤将士(キレイゴト。
音響:桜義一(劇団肋骨蜜柑同好会
小道具:海月里ほとり(劇団肋骨蜜柑同好会)
作曲:高橋れいな 宣伝美術:sacco
制作:しむじゃっく
製作助手:笹瀬川 咲(劇団肋骨蜜柑同好会)
企画製作:肋骨組

2015年4月5日

王子小劇場スカラシップ2014下半期レポート

2013年4月よりスタートした「王子小劇場スカラシップ」
スカラシップ対象者は、王子小劇場の全演目を、無料で観劇できます。

昨年度(2014年度)の5名の対象者に、「一年間、王子小劇場に通って考えたこと」をテーマにレポートを提出していただきました。

これからの日本の舞台芸術を担う彼らが今、東京の演劇に対して感じていること、それぞれの専門分野を活かした視点は、とても興味深く読み応えがあります。

ぜひ読んでみて下さい!


臼杵遥志(立教大学 現代心理学部)

藏下右京(東京大学 教養学部 文科一類)

野口彩(國學院大学 法学部 法律学科)

山田カイル(東京学芸大学 教育学部 芸術スポーツ文化課程表現コミュニケーション専攻)

ラモーナ・ツァラヌ(早稲田大学大学院文学研究科 日本語・日本文学コース博士後期過程)

スカラシップ2014下半期レポート 野口彩

王子小劇場へ通い考えた事」 
野口彩

去年に引き続き、2年目の王子小劇場スカラシップ。就職活動で手一杯になってしまい、劇場から足が離れた数か月もあったが、今年も多くの作品を観劇させていただいた。
継続的に劇場へ通う中で、演劇の生の臨場感を間近に体感できるだけでなく、舞台美術や客席の配置によって同じ劇場と思えない異世界を創造できる点が、小劇場の面白さの一つと考えるようになった。小劇場の劇場空間は、公演毎に大きく変化する。王子小劇場の客席は固定されていない為、舞台の形に合わせて自由に設置できる。一般的な舞台と客席が向き合う形だけでなく、舞台を囲む形で客席が配置される事も多い。他の観客の姿も舞台越しに見える観劇経験は、観客も作品の一部である事、空間を共有している事を実感させる。また、舞台美術には創り手の個性が顕著に表れ、手の込んだ細部まで世界を再現しているものもあれば、必要最低限の極めてシンプルな観客の想像に委ねるものもある。
これらの劇場空間を構成する要素は、開演前から観客を作品の世界に迎え入れる。芝居の始まりは開演ではなく、客席に入った時なのかもしれない。客席に入った時に受けた印象、着席してから開演までの空気、これらも観劇体験の一部だと思う。(王子小劇場では、客席への入口が3か所存在し、観客の導線の変化も面白いものだった。)
また、今年のスカラシップを通し考えた事の一つに、異業種と演劇の連携がある。就職活動をする中で、他の業界で演劇を関連させた事は企画できないかと思うようになった。演劇を外部へ発信する上で、異業種との関わりは社会への新しいアプローチ方法を生み出すきっかけになるのではないだろうか。以下では、私が春から勤める事になった旅行業界と演劇について考えた事を書きたい。
旅行業界は、演劇とは全く異なる業界だ。しかし、演劇と旅行には、≪ここでしか体験できないもの≫を扱っているという共通点があると思う。演劇はあの芝居が観たいという観客の気持ちが劇場へ足を運ぶ力となっている。同様に、旅行も土地や景色という動かぬ場所が存在し、どこへ行きたいか、何を見たいかという気持ちが旅行先へ足を運ばせている。以上の共通点から、劇場は、旅行業界の観光素材(旅行を構成する要素)と成り得るのではと考えるようになった。そして、今年王子小劇場が取り組んだ演劇祭や地域劇団応援企画は、小劇場が観光素材となる可能性を考える大きなヒントとなった。
佐藤佐吉演劇祭2014⁺は、北区王子の複数会場を使用し、12劇団の作品が上演された。週末の公演日程は音楽フェスのようであり、王子の街が演劇で溢れていた。他の演劇祭に携わった時も感じたのだが、関東外の遠方から足を運ぶ観客の存在が印象的であった。1日5本観劇ツアーという企画には東海・関西地区の参加者が集い、観客がどこから来たのか色で塗られた劇場裏の「ひみつきち」の日本地図は、全国各地からこの演劇祭の為に観客が集った事を実感させた。東京の小劇場に注目している人が全国に存在する事は、今後の小劇場の行く先を考える上で、とても勇気づけられる事実だと思う。
地域劇団応援企画のMeets TOKIOでは、北九州、名古屋、京都の3劇団が王子小劇場で作品を上演した。この企画は、劇団との出会いだけでなく、日本全国にはどのような小劇場があるのか、どんな劇団が活動しているのかというような、地方の演劇に関心を持つきっかけを与えてくれた。劇団と観客との出会いに留まらず、東京の演劇ファンの関心を全国の小劇場へ広げる役割も担ったと言えるだろう。
以上の劇場の取り組みを通し、演劇には≪地域と観客を繋ぐ≫一面もあると気付かされた。東京の小劇場に地方からの観客を迎える事、全国の小劇場に東京から観客が足を運ぶ事は、小劇場界を活気づける事に繋がるだろう。そして私は、旅行業界が遠方からの観客と劇場を繫げる一役を担えるのではないかと考える。商業演劇で実施されている観劇ツアーやチケットと交通、宿泊がセットになったプラン等、遠征を計画している人が利用できる商品がその一例だ。現実的な集客や収益の面を考えると、すぐに実現する事は難しいだろう。しかし、演劇祭等の話題性を持つ企画次第では実現しうるのではと思っている。
 最後に、王子小劇場は私にとって、身を持った実体験として演劇の幅の広さを学ぶ場となった。スカラシップが無ければ、自分の趣向と異なる作品に触れる機会はなかっただろう。劇場空間の変幻自在な面を知れた事は、同じ劇場に継続して足を運べたからこそだ。また、2年間の観劇経験は、演劇が好きと言うシンプルな感情を更に強いものにした。旅行業界への就職が決まった後も、演劇に携わりたい気持ちは変わっていない。春からの環境において、上述した旅行商品の企画に挑戦してみたいと思う。私は、演劇経験のないただの演劇ファンだ。そんな学生をスカラシップ生として受け入れてくれた事に感謝すると共に、2年間の経験を何かの形で活かさなければと思っている。まずは、微力かもしれないが、今後も一観客として劇場へ足を運び続け、≪観る事≫で小劇場界を応援していきたい。

スカラシップ2014下半期レポート 山田カイル

「分からないという事を分かることについて」
山田カイル

スケールの大きな話から始める。「演劇」とは何だろうか。ある人は、何もない空間を横切る俳優と、それを眺める視線だと言った。ある人はバリッと揃った俳優の身体だと言った。出来事に演劇の正体を求めて、書を捨てて街に出よと観客を挑発した者も在る。
 演劇とは儀式だという人も居る。あるコミュニティを維持するための儀式、祭りである、と。そういった言説にはたくさん批判もあるし、実際私も、演劇は儀式の機能を伴うとは思う。ただ、儀式としてはたらかない事によって演劇的であるような演劇も、あると思う。
 演劇を少し狭い意味で捉えて「西洋に端を発する対話の一形式」と考えると、芸術家の仕事の輪郭が具体的になる。ミクロとマクロを接続することである。個を描くことで体制や社会、ひいては宇宙の在り方に迫り、反対に世界を描くことで、そこに生きる個の在り方を見直す。長らく西洋社会は、神(and/or 世界)と人間の関係について思い悩んできた。対話を通してその関係を整理する事は西洋の人々にとって火急の問題であり、演劇という制度のなかで中心的な役割を果たしてきたドラマは、対話という形式と親和性が高かった。
 私は、演劇とは何か、という事に興味がある。というか、演劇が何なのかよく分かっていない。今のところ「なにがしかの約束事を共有している人間のあつまり」くらいのものだと思っている。モナリザの前に詰めかける人々や、ラーメン屋の行列に並ぶ人々は、すぐれて演劇的だと思う。けれど、これだって消去法でしかない。まだ何か、削ぎ落とせるものがありそうな気がする。
 2014年度に私が王子小劇場で観劇した作品の多くは、ドラマのある演劇であった。その多くは、ミクロとマクロを接続するという機能を持っていなかった。3.14ch『宇宙船』のように、世界観を描くことに終始して、俳優のやり取りの演劇性は全くもって損なわれていた例から、劇団半開き『アムステルダムの朝は早い』のように、制度の中であがく人間をつぶさに描きながらも、制度自体への言及は説明に終始してしまった作品まで、様々であった。しかしいずれにせよ、ミクロを描くものは虫めがねを片時も離さず、マクロを描くものはロード中のグーグルマップを見ているようであった。
 社会を鋭く批判するだけが、演劇の仕事ではない。しかし、社会に対して何のオピニヨンも持っていない演劇は退屈である。かといって人間を描くだけが、演劇の仕事でもない。しかし、描かれている人間に何らかのリアリティのない演劇は不要である。
 王子小劇場では、独自の問いを持ちながらも、演劇という制度自体を問うている作品にはあまり出会えなかった。私が思っているよりも、皆、演劇というものが何なのか、分かっているのかもしれない。しかし、私には分からない。なので、その問いの答えを見つける事に協力してくれない演劇は、私にとっては良い演劇ではない。アートとは問い立てのメディアだと思うのだけれど、問い立てと、問われる物事の尺度の一致していない作品が目立った。
 基本的に観劇というのは、しんどい事だと思う。1時間30分とか2時間とか、ずっと座っていないといけない。他人がずっとしゃべったり動いたりしているのを、見たり、聞いたりしていないといけない。トイレに行けない(行くけど)。ご飯食べられない(さすがに食べない)し、水も飲めない(トイレ行きたくなるので飲まない)。
 そのようなしんどい時間を過ごして、何の良さがあるのか。観て楽しかったり、泣いたり、考えさせられたり、そういう事を求めるなら、好きな時にトイレに行ける映画の方が、僕はよほどすぐれていると思う。というか、家で本を読んでいれば良いと思う。
 演劇を観るのは、根本的には、何かを分からないと認識するためなのではないだろうか。問い立てて、問うて、答えは出ない。出ないから問い続ける意味がある。演劇とは何か、を問う事は人間とは何か、を問う事である。人間が何なのか分かる人は居まい。だから、演劇が何かも分かるはずは無いと思う。
 私は、演劇とは何かを分かった気になっている人は危険だと思う。そういう人が増えると、ただでさえ正体不明の演劇という妖怪が、余計にぼやけていく。なので、はっきり言って、今年王子小劇場で観た作品の多くは危険だと思う。
 分かる事に価値があるのなら、演劇というメディアを採用することは不適切である。問分からないから演ずるのであり、演劇である限り、分からないのだ。批評、創作、両方の視点から、問い立てのプロセスがいっそう精査されていく事が、日本の演劇界の発展に寄与すると思う。

スカラシップ2014下半期レポート 臼杵遥志

「王子小劇場はセミパブリックな劇場である」
臼杵遥志

というのが一年間王子小劇場に通って考えたことだ。「観劇を通して演劇シーンのいまを考える」という個人的目標を掲げ、「どういう劇団が、どういう作品を上演したか」を考えながらこの一年の観劇を始めたが、一年を通して「劇場は何を考え、その劇団を迎え、その作品を上演に導いたか」に興味が移行した。劇場のスタンス、とでもいうものが知りたくなったのだ。それについて、私の一年間の経験や私よりも長く王子を知る人々から聞いた話を元に考察しようと思う。


公共と私設
劇場には公共と私設の二種類がある。
公共劇場には作り手でも観客でも、市民に開かれた場所であるようにする義務がある。(それらの多くが義務を果たせず“ハコモノ”と化しているが)そのため、劇場事業は広く多くの市民に届くものでなければならない。
一方、私設劇場にはその義務はなく、出資者の意図、あるいは芸術監督の意図を反映する劇場運営の方針がそれぞれに存在する。とはいえ、ほとんどの劇場が黒字を出すことを基本的な目標として設定しているものと思われる。

王子小劇場は作り手でも観客でも、ある程度熱心な、興味関心のある人に深くリーチする事業を行っている。極端な言い方をすれば、特定の人々に対してのみ開かれていて、多くの人には閉じた場所である。
それは同劇場が私設劇場であることを考えるとさほど不思議なことではないが、一個人の感想として、あまりにも利益追求をしていないと思われる節があり、それが多くの私設劇場と異なる点ではないだろうか。


支援と育成
具体的には、「スタートダッシュ割引」や「王子トライアル」など、若手のカンパニーに対する金銭的な援助の多さが挙げられる。これらの制度のおかげで公演を打つに至れたカンパニーは少なくないだろう。また、「俺がやらなきゃ誰がやる」は金銭的な援助だけでなく、俳優の「やりたい」を公演として成立させるための制作的なサポートも行っている。

若い作り手への支援事業に関して、私より長く王子小劇場に通っている人々の話を聞くと、芸術監督交代の近辺から「有望なカンパニーを発掘する」よりも「若いカンパニーに機会を与える」ことに劇場が重きを置くようになったと感じる節がある。

また王子の事業の中でも「ディレクターズワークショップ」や「王子小劇場サマースクール」、そして「王子小劇場スカラシップ」。これらの事業は演劇に従事する人間への支援の域を出て、育成の域に達している。私自身、ディレクターズワークショップに俳優として参加させていただいた際、事業対象は演出家でありながら、参加俳優・演出助手、そして見学していた一般の観客の方にまで新たな知見を与える機会になったのではないかと感じた。その知見は確実に作り手のレベルを引き上げ、観客の意識に変化をもたらしたに違いない。言わずもがな、スカラシップ制度には大変お世話になった。

これらの事業がお世辞にも広く一般の市民に対して開かれたものではなく、一部の情熱のある作り手・観客に向けられたものであることがこのレポートのミソである。


創客と人材
公共劇場の持つ様々なミッションは、ざっくり言えば観劇人口を増やすことに帰結する。それは目標であると同時に手段である。観劇人口(動員)を増やす→劇場の利用者が増える→観劇以外でも憩いの場として劇場を訪れる→市民に開かれた公共施設になる→観劇に対する敷居が低くなる→観劇人口(絶対数)が増える、といった具合だ。私設劇場がそのミッションに寄与することが出来るとすれば、動員力の高い、あるいは現在伸びてきているカンパニーを呼び込むことが一つの解答だろう。しかし、王子小劇場のスタンスはそれよりも「機会を与える」ことに重きが置かれている。

それは「20年、30年をかけて創客をする」ことより「5年、10年をかけて将来創客に寄与できる人材を育てる」ことを選んだからではないだろうか。


スタミナと雇用
そのミッションの設定から、王子小劇場がセミパブリックな劇場であるという感想を抱いた。私自身が若い作り手であり観客であること、その恩恵にあずかっていることもあり、そのような劇場のスタンスには大いに共感する部分がある。

しかし、採算度外視ともとれるそれらの事業形態をそう何年も続けられるとは思えない。捨て身の覚悟であるだろう。単発的に動員を増やすことは短いスパンで実現できても、継続して劇場に通う観劇人口の絶対数を増やすには時間がかかる。王子小劇場は自らのスタミナを考慮し、短期投資の道を選んだのだろう。しかし、それが続けられるに越したことはないし、仮に王子小劇場じゃなくとも若手育成のノウハウを持つ人材はこれから先も「創客のための人材の創出」に寄与できるだろう。現在、劇場職員は代表の玉山氏を除き、全員が自らの劇団を持つ作り手である。先ほどの若手育成のスタンスが劇場内部にも同様の効果をもたらすとすれば、職員の方々は今後「創客に理解のある作り手」としてご活躍されることだろう。しかし、どっしり劇場に腰を据え、劇場運営、もっといえば劇場経営に従事する人材を育てる気はないのだろうか、という疑問が私の中にある。


運営と経営
劇場運営と劇場経営は似て非なるものだ。劇場運営者はミッション達成のための作戦を練り、実行に移す人物、劇場経営者はそのミッションを長きにわたって継続させるための方策を練り、実行に移す人物だと私は考える。王子小劇場が育てているのは前者に足りうる人物ではあっても、後者に足りうるかどうかは本人の努力と才能に委ねられる部分が大きい。前者にもその節は当然あるのだが、程度に大きな差がある。

そう考えるに至ったきっかけは今年1月である。某団体に対する劇場側のサポートが同企画の他作品に比べ手薄く感じられたのだ。劇場がどこまでサポートをしているかは把握していないが、スタッフワークや告知の充実度が低かったのだ。その原因として考えられるのが、「地方での滞在制作による芸術監督の不在」「劇場主催公演の準備に劇場職員総出で取りかかっていること」の二点。後者は劇場職員として総出だったというよりは「作演出を務める人々=公演の準備を進める人々=劇場職員」という形で総出だったという印象だ。さらに唯一、最前線に立つ作り手ではない玉山氏が全作品の主演ときたものだからいよいよ人手不足だ。

これは先に述べた、劇場経営に腰を据えた職員がいれば解決、とまではいかなくとも、少しは改善されたのではないだろうか。


…と言ってはみたものの
王子が後者に足りうる人材を全く育てていないかといわれればそんなことはない。この王子スカラシップはまさにそういう人材を育てるための企画である。
それはこの企画の募集対象の項を見れば一目瞭然である。

【募集要項】
現在舞台芸術を始めとする文化芸術についての分野を専攻している大学生・大学院生で、学習、研究のためにたくさんの舞台作品を見る必要に迫られているひと。
・文化行政やアートマネジメントに関わることを志す人
・文化芸術方面のプロデューサーやキュレーターを志す人
・文化芸術関係を含む、研究や批評・文筆を志す人
・その他舞台芸術を始めとする文化芸術分野に関わる職業を志す人
(劇場ブログより引用)

また、多くの市民に対して~という部分に関しても今年度の佐藤佐吉演劇祭が地域に根差すための趣向に富んでいたという部分を除外して語られている。例外的な事業だったので割愛させていただいたことをご了承願いたい。


総括
「観劇を通して演劇シーンのいまを捉える」という当初の目標は、方向性こそ変わったが、概ね達成できたのではないだろうか。次、というかこの先は、この一年で得た問題意識に対してどのようなアプローチが可能かを検討していきたい。

このような考察のきっかけと材料を与えてくださった芸術監督の北川氏をはじめ、王子小劇場の職員の方々には感謝してもしきれない。とても貴重な経験となった。という謝辞を以て、総括と代えさせていただこうと思う。

スカラシップ2014下半期レポート 藏下右京

制作者の人材不足をどう補うか
藏下 右京

今回、スカラシップ制度によって1年間、王子小劇場の動向を見守らせていただいた。当初はただ観劇体験そのものを楽しみに通っていたのだが、次第に、それに加えて制作的視点から各公演を観ることも増えていった。その中でしばしば感じていたのは、集客、あるいは「創客」に対する意識の低い劇団が多いことである。なぜ「創客」への意識が低くなってしまうのか。もちろんそれには様々な理由があるのだろうが、最大の理由はこと、小劇場界において優秀な制作者(プロデューサー)が欠如していることにあるだろう。私の問題意識はそこにある。(以下、このレポートで登場する「劇団」とは、継続した演劇活動を行うために、演劇で生計を立てようとする団体を指すこととします。ただし、趣味で劇団活動を行っている団体を否定するつもりは全くありません)制作者の人材不足をどう補うか。それにはまず、現在小劇場界を支えている制作者が急成長することが求められる。
  一般的な劇団が活動を継続していく上での理想的な状態は、「自らが現在、追い求めている芸術性を担保し続けること」と「公演を打つことによってある程度安定した収入が得られること」が両立できている状態だろうと私は考えている。とはいえこの2つを両立することができている劇団は少なく、特に小劇場演劇に限っていえばほぼ無いと言って良い。そして、前者は重要視されることが多いが、後者はしばしば、無かったことにされる。しかし、そこを無かったことにしていては、継続的な演劇活動は行えない。
 劇団の収入源は、(そもそも小劇団にはない場合が多いが)文化庁や文化財団からの公的助成金や企業協賛、グッズ・台本等販売の利益なども挙げられるが、最大の収入源はチケット収入だろう。つまり、小劇団においては集客がその公演の営業的可否をほぼ決定している。
一般的に、集客において大部分の責任を負うのは制作者と考えて差し支えないだろう。座組の中で、良い意味で作品から一定の距離を取ることができ、劇団を最も客観的に把握し、文字通り劇団と社会をつなぐ窓口となることができるのが制作者である。誤解を恐れずに言えば、制作者は劇団という芸術集団で唯一、芸術的センスをそれほど要求されないセクションである。(もちろんその劇団が面白いかどうかを判断できるセンスは必要だが)その反面、劇団という集団において、一般社会に最も近い存在である。自分が付いた劇団の売りどころはどこかを探り、一般社会に対してわかりやすくそれを提示しなければならない。
 もちろん制作の仕事はそれだけではない。劇団によって仕事は微妙に異なるだろうが、制作の主な仕事として、予算の決定から稽古場や小屋の確保、旅公演ならば宿や交通手段の確保がある。公演日には当制をする必要もあるし、差し入れの管理や打ち上げの店の決定などもある。しかし、制作の最も重要な仕事の一つとして、「集客戦略を立てること」があるはずだ。それを、DMや折込み、宣伝メールといった、旧態依然の宣伝形式のみで済ませてしまうのはいかがなものだろうか。また、HPやSNSを、単に更新するに留まっていないだろうか。現代社会においてインターネットはもはや日常の一部と化しており、SNSもほぼほぼ一般的なものとなっているのだから、他の劇団との差別化を図る必要があるし、顧客を引きつける付加価値も必要になってくる。もちろん、普段からよく来て下さっている常連のお客様や、演劇関係者を繋ぎ止めるものにはなるだろうが、「創客」という観点からすると有効打とはなっていない。小劇場劇団は、一刻も早くインターネットを宣伝の中心として有効利用する方法を考えていかなくてはならないだろう。小劇場劇団もメディアミックスを考えていかなければならない時期に差し掛かっている。
 また、これは小劇場演劇界、あるいは劇団側が考え、努力しなければならないことだが、別の業界から優秀な制作者をヘッドハンティングすることも必要である。演劇界において、制作者をしっかり育成する場を整備することも重要であるが、それにはまだ長い年月がかかりそうである。即戦力として、他業界で育て上げられた、有能な人材を演劇に引きずり込む努力も絶やしてはならない。

スカラシップ2014下半期レポート ラモーナ・ツァラヌ

一年間、王子小劇場に通って考えたこと
ラモーナ・ツァラヌ

佐藤佐吉演劇祭2014+の全演目を含め、この一年間王子小劇場で観劇した舞台の数は19演目だった。落語、ミュージカル演劇、口語演劇など、色々なジャンルの舞台の観劇ができ、スカラシップによる支援をいただいたことに大変感謝している。
 よく考えれば、王子小劇場という三次元の空間の中で観客として本当にどこでも座ったことがあると思う。王子で観劇に来たことがある方はみんなお気付きになったと思うが、王子小劇場は黒い「箱」のような形をしており、公演によって客席の位置が変わるのだ。たまには舞台に立っている人を見仰ぐことになっており、たまには逆に高い所から芝居を見ることになる。芝居が真ん中で展開していて、向かい側の観客の表情がやむを得ず視野に入ってしまう時もあり、観客が観客を見ることになったりする。このような時は意外な緊張感が生れ、観劇とういう行為そのものの面白さに気付くのだ。この空間の柔軟さからいえば、小劇場演劇の作品なら、王子小劇場は何でもを可能にする「魔法の箱」だといえる。
 この空間の中で、今まで名前さえ知らなかったたくさんの劇団に出会った。殆どの場合、とてもいい出会いだった。そして毎回考えるのは、王子小劇場に毎月通うことがなかったら、たくさんのいい舞台との出会いがなかった。筆者は能楽の研究を専門としているのだが、日本の演劇をよく観る機会に恵まれ、ある時から日本の演劇界をよりよく理解できたらいいと思うようになった。その理由は、日本演劇の世界は独特な環境だと思うからである。
 まず、現在日本で演劇活動に取り組む人の数からいえば、特に東京周辺は世界で一番演劇人が多いと思う。プロとアマチュアの間の境界線が曖昧なこともあろうし、あくまで人数の話だが、演劇界を現象として見るに当って、尋常ではないその人数を見捨ててはいけない。
 それに加えて、日本の芸能史の長さも現代の演劇環境に大きな影響を与えていると思う。世界のどこでも古代から芸能があったのだが、室町時代の能楽や江戸時代の歌舞伎が見せるような発展は他所では見られない。芝居をやっている人たちがいただけではなく、彼らの活動を支援していたパトロンがいて、そのおかげで作り手たちの活動のスケールは当人者の想像も高く上回るようになった。古くから現在まで残った芸能論、演出に関する資料、解説書や上演記録などがそのスケールの大きさを伝える。ちなみに、券を買って、それで芝居を見に行く制度が導入されたのは、江戸時代の大阪の芝居小屋が世界で始めてだったそうだ。
 遠い昔からしっかり根付いた芸能環境や作法があったからこそ、近代化の後援者がここで西洋風の新劇を導入しようとした時にどれだけの抵抗に向き合ったかよく知られている話なのだ。能楽や歌舞伎といった大きなジャンルを含めて、日本の伝統芸能は危機に立ち向った。新劇の導入後、伝統芸能が無事に立ち直り、現在でも盛んであることも注目すべきだ。
 このように見た日本の演劇環境は多様性に溢れ、とても速いスピードで代わり続ける世界である。この環境は独特のダイナミックがあるからこそ、ここでしか見られない現象があり、ここでしか生じえない問題があると思う。この一年間王子小劇場に通い、色々な劇団の作風に触れる機会があり、作品の内容よりも、各団体がどうやって活動しているかについてもっと知りたくなった。例えば、劇団に所属している俳優もいれば、フリーで活動している俳優もいる中で、どちらがより活動しやすいのか?「劇団」の形を取らずに、プロデュース団体として一つの公演を作るに当り、出演者や製作スタッフをどうやって集めているのか?劇団の場合、法人として活動する団体は少ないように見えるのだが、あえて法人化しない道を選ぶにはメリットがあるのではないかと、気になる。
 そして、一つの舞台を制作するために、助成金を申請するか、自費で公演を作って、チケット販売で制作費をカバーしようとするか、といったような選択肢があるだろうが、それぞれにもメリットとデメリットがあると思う。演劇作品のために助成金を与える機関はどのような基準で支援する公演を選ぶのか、作り手はその機関の方針にかまわずに自由に自分の作りたい演劇が作れるのかなど、いくつかの問題が現れる。
 各団体の規模や志によっていくつかの活動パターンがあるのだが、それぞれのパターンは互いにどのような影響を与え、どのような環境を作っているのか、考える意義があるだろう。日本の演劇界全体のダイナミックを把握するのはもちろん無理な試みだろうが、この環境の変貌はここで生れる演劇や創造的な可能性につながるのだ。これからも演劇人の活動自体に目を向けて、色々な種類の演劇を観たいと思う。

2015年4月1日

王子小劇場トライアル 参加団体募集!

王子小劇場トライアルの新しい団体を募集します。
前回すぐにご応募いただいたので、今回もすぐに埋まってしまう可能性大です。
興味のある劇団さんは、すぐにお問い合わせくださいませ!
また、トライアルの募集は不定期に行います。
興味のある方は是非マメにチェックして下さい!!!


王子小劇場は、若い才能との出会いを激しく求めています。
脚本や映像では伝わらないあなたの作品の魅力を見せてください。

【参加資格】
・王子小劇場で公演を行ったことがない
・旗揚げ3年以内or本公演の回数が5回以内
(既存団体の別名義の公演不可/旗揚げ公演不可・先着順での審査となります。お早めにお申し込みください。)


【条件】
・料金(付帯設備料込み)
2015年12月1日(火)・2日(水)  2日間 80,000円(+税/電気代等実費)

・新作、ないし、劇団の主力の劇作家の過去上演作の再演
・チケット料金上限1,000円

※関東圏以外の地域の劇団さんの東京初公演にもぜひご利用ください。
 関東圏以外の団体の宿泊可

王子小劇場トライアル 過去ラインナップ
レティクル東京座しいばしあやな×あさかわちえ劇団NAT
gekidanUま夜中散歩劇団肋骨蜜柑同好会第27班
レティクル座/ロリポップチキン/(劇)ヤリナゲ牡丹茶房
くによし組

【問い合わせ先】
王子小劇場 03-3911-8259 info-ohsho@proof.ocn.ne.jp